そういえば母校の大学は就職専門学校だったっけ。

「大学をどう変える?上 「公共財」としての価値を高めよ」

(2017.8.20(日)付 日本経済新聞朝刊2面社説より)

 

【要約】

政府は高等教育の無償化を検討し始めたが、私学の定員割れが40%に徹している現在では、現状のまま無償化で門戸を広げるわけにはいかない。

少子化時代に入っても、大学は定員数を増やし続け、志願者の90%超が進学する全入時代となった。

1980年代に18歳人口が減少した米国では、大学が定員抑制を行い、選抜機能を維持した。韓国では現在、大学を5段階にランク付けし、下位の大学には定員削減を要請している。

日本政府の規制緩和は、大学の新規参入を認める一方、質の低いサービスが市場から淘汰される、という機能を果たしていない。国はまず、戦略的に定員を削減し、教育の質の高い大学を支援し、外部評価に応じた適切な資金配分を行わなければならない。

 

【所感】

現在、私立大学は他校に負けじと情報発信を行っている。我が母校○○大学も、SNSを通じて、オープンキャンパスの情報から、大学のイベント、学内の様子まで、あの手この手で若者に魅力を伝えようとしている。就職率も改善している今、もう一度就職専門学校ではない、大学の本分を見直し、各大学の独自の学びの魅力を追求していってもらいたい。