一言に大勢の方の命が懸かっている。
「なぜ政治家は劣化したか 「回転ドア」で質の向上を」
(2017.8.21(月)付 日本経済新聞朝刊7面「核心」より)
【要約】
政治は情と欲の世界で、相手を蹴落としたり足の引っ張り合いをするのが常だが、最近は自滅する議員が多い。
政治家が劣化している理由は
・スマートな議員や世襲議員は地方に関して無知・無関心である
・中選挙区制から小選挙区制になり、風で当選した議員などは育たない
・派閥が壊れ、縦の関係での教育体制が整わなくなった
などがあるといわれている。
志も薄れている。昔は、政治とは「金」、「最高の道徳」、「権力に参加しようという努力」など、良くも悪くも貫く棒のようなものがあった。
政治家の劣化を防ぐ一つの方法は、外部の血を入れること。劣化した政治家は、国民を映す鏡でもあることを忘れてはならない。
【所感】
もう一つの理由といて、オフレコが通用しなくなってきている世の中にもあるといえる。
あらゆる形で証拠を残せるこの時代。講演会のリップサービスでも、政治家人生を台無しにしてしまう。
「己の人生を壊して政治家になった。金もいらぬ、命もいらぬ、名誉もいらぬ。そんな異業種の方こそ、政治家になる必要がある。」
尊敬するある方は言った。
一言一句に命を懸けて臨む必要がある。