草を食べて乳を出す。これどういう仕組み?

「人救う歴史学」学び伝え続ける 歴史学者 磯田道史さん

(2017.8.21(月)付 日本経済新聞朝刊19面 「先輩に聞く 失敗から学ぶ」より)

 

【要約】

「人に伝えることが自分の役割」と感じた転機は、大学院時代に出会った魯迅の書。

「私は牛のようなもの。草を食べて牛乳を出す」

「牛が草を牛乳に変えるように、難しい書物を読んでわかりやすい本を書き、世の中をよくする。これこそが知識人のありかた」だと感じた。

また、「一番元気良く動けるのは好奇心。次は他人が困るかもという使命感。義務だけの仕事はやる気が出ない。」とも語る。

 

【所感】

「草を食べて牛乳を出す」ことが「難しいことをわかり役説明する」ことかと言えば、疑問符が付くが

誰にでもわかるように説明できなければわかっているといえない、ということは言えると思う。

世の知識人は、ひけらかすことばかりで、日本を良くしようという意志はあるのかしら。