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「専門店の強み ネットが侵食 米トイザラス破産申請」
(2017.9.20(水)付 日本経済新聞朝刊13面より)
◆米国で破産申請
連邦破産法11条が適用される。日本での民事再生法に相当するもので、米国での不採算店舗の閉鎖を検討しているという。日本の店舗への影響は今のところないとみられている。
◆トイザラス(もといトイザらス)と日本
米玩具最大手のトイザらスは、1980年代から日本の大規模玩具小売店の出店規制に異議を唱え、91年に日本初出店。玩具の価格を大きく引き下げ、日本の玩具小売業界を牽引してきた。
しかし、ここ数年の店舗数は横ばい。2010年には上場を廃止し、減収減益が続く。
◆小売りの実店舗販売縮小の波
米国では、Amazonをはじめとするネット通販の影響で書籍、家電、衣料品、さらには生鮮食品までもが、実店舗での売り上げを落としている。また、玩具業界は、ネット通販のみならず、ネットを通じたオンラインゲームへ移行しつつある子供の嗜好の変化のあおりも受けている。
◆今後は
実店舗を持つビジネスモデルにおいては、対面での販売の強みと、ネット通販のメリットの両方を生かしていく必要がある。
◆所感
ECのアイデアはポンポン出るのに、対面販売の強みを...と言われても、アイデアが出にくい時代。
ちなみに、Toys "R" Usの"R" が逆さ字になっているのは、アメリカの子供がよく間違える書き方からきていて、それに親しみを込めての表記だという。
日本語では「ら」の部分だけひらがな表記というのも見られるが、新聞記事ではすべてカタカナになっていたな~。