自動車産業のチャイナリスクは発生するのか

「中国、ガソリン車禁止へ 英仏に追従、時期検討」

(2017.9.12(火)付 日本経済新聞朝刊1面トップより)

 

◆概要

中国政府は、英仏が2040年までにガソリン車の販売を禁止することを受け、ガソリン車、ディーゼル車の販売・製造を禁止することを表明し、次期の検討に入った。

 

◆なぜ

北京など多くの都市で大気汚染が問題となっているため。また、EVやPHVをはじめとするNEV(新エネルギー車)で世界を代表する中国企業を作る狙いもある。

 

◆中国の現状と今後は

中国の16年の新車販売台数は、2800万台と、米国の1.6倍、日本の5.6倍となっている。フォードやテスラ、VWトヨタ、日産などが合弁で現地生産や新車の投入を加速する構えを見せており、今後は自国企業の優遇ではなく、外資規制緩和となるような政策が求められている。

 

◆所感

ネット産業では外国を締め出し、自国の企業のみで急成長を図りBIG5に対抗している中国。文化や歴史、リスクを理解し、安易な企業展開は避けたいところではあるが...。