どう生きるのがワクワクする?

「休み方改革 ここから始動 仕事以外に打ち込もう(佐藤博樹)・一斉休暇 まず試す(土佐谷政孝)・忠誠心競争に終止符を(フランツ・ヴァルデンベルガー)」

2017.8.15(火)付 日本経済新聞朝刊6面より

 

【要約】

本当に大切なのは仕事がある平日のゆとり。働き方改革をするためには、仕事を終えて会社を出た時に自分のやりたいことがなければならない。

これからの時代に必要なのは、変化に対応できる柔軟性、高い学習能力、好奇心の3つ。残業規制などによる長時間労働を解消する「狭義の働き方改革」ではなく、多様な人材が活躍できる職場づくりをし、安易な残業依存体質をなくすとともに時間当たりの生産性を高める「広義の働き方改革」を実行していかなければならない。

 

休みがとりにくいからといって休みを取らないようでは、社会から取り残されてしまう。

採用面接では、これまでも福利厚生に関する質問は多かったが、ここ数年は「実際に何日くらい休めるのか」「残業はどれくらいか」といった具体的なものが多く、時間への関心が極めて高くなってきている。

 

日本よりドイツのほうが生産性が高い理由は

・職場以外の人間関係を大切にする

・仕事に必要なスキルを持った人を採用する「ジョブ型」採用制度

・トップに立つ人は2,3回転職しキャリアアップをはかっている

特に、昇格の仕組みに関しては、内部昇格しか選択肢がないと、成果や能力よりも会社への忠誠心競争になってしまう。

ドイツでは、仕事を任せるときは失敗も含めて任せる。

 

【所感】

何でも欧米型を取り入れればいいというわけではないが、国際競争に打ち勝つための方法は、「真面目」「一生懸命」「努力」といった働き方の価値観でなくなっていることは事実と言える。自分の時間をどう使うか、生きる目的は何か、そのためにどれくらい成長しなければならないか。自分で情報を取りに行き、自分で考えて行動し、主張して変えていくことに「ワクワク」した気持ちで取り組もう。