どうやって人件費削ろうかな~

「100円で質と新鮮味 追求」

(2017.9.10(日)付 日本経済新聞朝刊2面 インタビュー より)

 

◆概要

大創産業社長矢野博丈氏のインタビュー記事。100円ショップの今と、今後の在り方を語る

 

◆現在消費者が100円ショップに求めるものとは

商品に求められる品質の水準が年々上がってきている。安ければ売れるのではなく、原価を上げて高品質のものを提供しなければ売れなくなる。

また、もうワンランク上の商品が欲しいという消費者の希望に応え、150~200円の商品も拡充している。

 

◆海外ではどうか

米国では1.5ドルショップ、中国では10元ショップとして出店している。商品に求める質は日本が最も厳しい。

 

◆今後の課題は

ルフレジなどで人手不足解消を試みるが、商品の品出しや発注には多大な労働力を必要とする。生産性の向上のみでは、アイテム数が減少し、お客様の選択肢を狭めることとなる。

 

◆所感

人件費や労働力をどう使うか、ということを考えさせられる。何よりもお客様のためになるのであれば、惜しみなく労働力をつぎ込んだり、反対に機械に任せたりする、という印象を受けた。消費者や取引先のため、というのが一つの判断基準になるといえる。