中国の一帯一路構想でインフラ堅調か...でもなんだか怖い。

「中国建機市場 爆買い続く?」

(2017.12.2(土) 日本経済新聞朝刊13面「そこが知りたい」コマツ社長、大橋徹二氏より)

 

◆中国では党大会以後も、インフラ投資への需要が高まっている。

 

〇なぜか?

中国が欧州と結ぶ広域経済圏、いわゆる一帯一路(新シルクロード)構想実現に向け多準備を進めているからである。

 

〇海外メーカーの低価格路線に対抗するには?

建機は見た目が似ていても、作業性や故障後の保障、アフターサービスなど使い始めた後に差が出る。すぐに直してもらえるサービス体制や、中古市場でも高く売れるといった点も重要。

 

〇今後の課題は

ICTを使った省力化や、現場のニーズを汲み取って課題解決につなげるという対応力がカギとなる。

 

〇所見

自社製品のコモディティー化においては、現状維持という姿勢では到底立ち向かえない。常に変化する現場のニーズをデータとして把握し、迅速に決断する力が求められる。

決断する力は、日々の仕事の細部からも身につけることができるのである。